アベックスの仕事
設計部門
ものづくりの最上流として付加価値の高い製品作りをリードします。
お客様との打ち合わせにてニーズを汲み取り、これまでの実績、ノウハウに加え、3次元CADおよび解析などの最新技術を活用し、付加価値の高い設計を行います。単に図面を描くだけでなく、ものづくりの最上流と位置づけ、加工部門、組立部門との意見交換や試運転、検査の立ち合いまで、広く関わりながらより良い製品作りを目指します。
生産技術部門
ものづくりに対する技術の構築をしていく中心的役割を担います。
ものづくりの過程ではさまざまな事象が発生します。想定外のことも起こりえますし、複数の部門が複雑に関わり合うような問題も発生します。そのような製造のあらゆる場面で生産技術部門が中心的役割を担い、アベックスとしてのものづくりに対する技術の構築をしていきます。
製造部門
製造工程と各課の業務
-
受注
-
設計
-
歯車の旋盤加工(ギヤ1課)
歯車装置の内蔵部品である歯車の旋盤加工を行います。現在ではほとんどがNC機械となり、5軸同時制御の複合加工機も導入しております。加工プログラムの管理、さらには複合加工機による工程集約を可能にしたことで納期短縮を実現しています。一方で機械操作、加工プログラム作成は複雑になっているため、オペレーターのスキルアップにも力を入れています。
歯切り加工(ギヤ2課)
歯車装置の内蔵部品である歯車の歯切り加工を行います。歯切り加工は専用のホブ盤を用いて行います。50年以上使われている機械も多いですが、大切にメンテナンスすることで今も現役で稼働しています。面取り加工はロボットを活用することで面取り量のムラを抑え、品質向上、安定供給に繋げています。
歯研加工(ギヤ2課)
歯車装置の内蔵部品である歯車の仕上げ加工にあたる、歯研加工を行います。歯車装置の品質に関わる重要な工程で、㎛単位の精度管理を行います。加工後には全数、歯車測定機で精度測定を行い、要求精度を満たしていることを確認します。加工機械の精度管理に加え、工場の温度管理にも気を配り、高精度な加工を実現しています。
-
ケーシング加工(ケーシング課)
歯車装置ケーシングの面加工、ボーリング加工を行います。非常に大型の部品を、さらに大型の加工機械で加工するため、加工自体も難しく、精度管理も重要になります。工場内の温度管理を徹底し、加工後には三次元測定機で精度測定を実施することで、歯車装置の品質向上につなげています。
-
部品検査
-
組立(組立課)
歯車装置の組立作業を行います。歯車の焼きばめ、歯当たり確認、部品の最終調整、ボルトの締め付けなどのさまざまな作業があります。歯車の焼きばめ作業には大小取りそろえたリングヒーターを、ボルトの締め付け作業にはボルトテンショナーを用いて、一つ一つの作業を確実に丁寧に実施していきます。歯車装置の構造を十分に理解して組立作業を行うことが重要になります。
-
塗装
-
試運転(組立課)
歯車装置の組立完了後、試運転を行います。数時間にわたる無負荷試運転を行う中で、温度、騒音、振動など測定し、異常が無いことを確認します。また試運転に留まらず、社内最終工程として責任をもって最終検査を実施することで、歯車装置の品質確保を実現しています。
-
出荷
サービス
オーバーホール、スーパーバイズ含め、充実したアフターサービス体制
これまで弊社が納品してきた歯車装置の中には長い年月ご使用していただいているものも多くあります。より長くご使用いただくためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠であり、近年ではオーバーホール、スーパーバイズのご依頼が増えております。弊社ではそういったニーズに対応するため、アフターサービスにも力を入れ、柔軟に対応できる体制を整えています。