橘高 祐也

入社のきっかけ

珍しくてインパクトのある歯車製造　給与の良さと内定の早さも決め手に

大学3年のときに、大学の体育館で開催された企業説明会に参加しました。そのときは業種を絞らず、とにかくたくさんの企業の話を聞こうと思っていました。そのなかの1社がアベックス。歯車を製造するというのは珍しいし、なかでも大型の歯車というのはインパクトがあるなと思ったのが第一印象でした。その後、会社説明会や工場見学に参加。訪問して思ったのは、整理整頓され、とてもきれいな会社だなということ。他にもいくつか企業を受けましたが、給与がよかったことと、早く内定を出していただいたことが決め手となり、アベックスに入社を決めました。

現在の業務

多種多様なワークの旋盤加工や加工プログラム作成にまい進

歯車の旋盤加工を行っています。旋盤加工は、リンゴの皮むきのようなイメージでしょうか。「ワーク」と呼ばれる加工材料を回転させて、刃物を当てて、目的の形に加工します。2、3回に分けて加工し、測定後、補正を入れつつ完成させます。ワークは細長かったり円柱だったりとさまざまな形状があり、同じ作業はありません。また、温度などで機械の状態が変化しますので、機械の癖にも注意を払います。パソコンで機械に指示を出すための、加工プログラムの作成も行います。XYZの座標を入力する方法の他、加工に必要なプログラムを作成する「CAM」を用いたり、マクロプログラムを使ったりします。何も分からないところから教えてもらいましたが、習得するのはとても難しかったです。

仕事のやりがい

経験や反省を生かし、改善や作業効率アップにつなげていく

難易度の高い作業や、コストがかかった大きなワークの作業にあたるときは、やはり緊張します。無事完成したときはプレッシャーから解放され、安堵しますね。「似ているがサイズが違う」「前はこうだった」という経験や反省を生かし、工夫したり効率よく作業ができたりすると、成長した気持ちになります。現場では、常に「もっと改善できないか」を考えながら作業にあたるようにしています。過去には「この工具がもう少し長ければ使いやすいのでは」と思い、職場内で相談したり、他の工具を見たりして適切なものを提案。その結果、工具の見直しがされ、作業効率が上がる工具を購入してもらったこともあります。

アベックスの良いところ

社全体が年度テーマに沿って活動　若手を育成する雰囲気も◎

わが社では、社長が一年ごとに「年度テーマ」を掲げ、そのテーマに沿って一年間活動していきます。今年のテーマは「仕事に誇りを持とう」。製造部ではこのテーマを「得意なことを伸ばそう」と解釈し、得意なことは何か、を意識して仕事に当たるようにしています。また、今年度から、新人教育期間が従来より長く、半年間もうけられることになりました。新入社員はすぐに現場に行くのではなく、社内のさまざまな部を見学したり体験したりして、全体を把握してから配属されます。私は現在、新入社員の指導をしていますが、覚えることが多い機械の使い方を、順番にExcelにまとめて教えています。若手の育成を大切にし、みんなで育てていこうという雰囲気があります。

これからの挑戦

管理する側になったときには、人材も機械も把握して会社に貢献したい

いつか管理者、指示する側になったときには、自分の仕事以外に、周囲の人が何をやっているかを把握できるようになっておきたいと思います。また、「この機械はどんなことができるのか」「この機械は誰が使えるのか」などもしっかり理解し、トラブルが起きたときの対策や、的確な指示につなげたい。広い視野を持ち、私自身ができること、仕事の幅を広げて、部や会社に貢献していけたらと思っています。若手社員には実践や経験を積み重ねてもらい、将来は立派な戦力になってくれると期待しています！

学生へのメッセージ

「仕事をするこということは、大変なこと、つらいことが多いものです。困ったときに助けてくれるのは、会社の仲間たち。何かあったとき手を貸してくれるように、いつも元気で、笑顔で、気持ちの良い挨拶をしましょう。常によいコミュニケーションを心がけていれば、自然と働きやすい雰囲気になるものです。

橘高さんの一日の流れ